着色料の危険性や安全性とは!?虫から抽出した天然着色料も!?

スポンサーリンク

代表的な食品添加物のひとつ、着色料。かき氷のシロップや和菓子、清涼飲料水、漬け物など、市販されている食品の多くには着色料が使われていることが多いですが、それはどのような物質なのでしょうか。また、危険性はないのでしょうか。

着色料の使用目的

当然のことながら、食品添加物の着色料とは食品に色をつける食品添加物の総称のことです。

目でその色彩を楽しむのも、食品を味わうことの醍醐味と言えるでしょう。

しかし大抵の食品の色は時間とともにくすんでしまいます。

そこで、鮮やかさを保ち、食欲を増進させるために使われるのが着色料なのです。

しかし、着色料は加工食品のみに使用が許可されています。

肉、魚、野菜などの生鮮食品に使用されてしまうと、消費者がその鮮度を見誤ってしまう恐れがあるためです。

着色料の種類

大きく分類すると、着色料には「天然着色料」と「合成着色料」があります。

天然着色料は、植物や動物から抽出したものをいいます。

赤色のベニバナ色素、黄色いクチナシ色素、緑色はヨモギやクロロフィルなどが一般的によく使われています。

一方の合成着色料は人工的に合成された着色料です。

そのほとんどが石油製品を原料として作られるタール系色素と呼ばれるものです。

赤色○号、黄色○号などの名前が付いた着色料のことで、現在食品に使用できるのは12種類とされています。

これらは発色が良く、退色もしにくいという利点があります。

その他にも食品を白くすることのできる、酸化チタンが合成着色料として扱われています。

着色料の危険性とは

名称だけを聞くと、「合成着色料は体に悪い」「天然着色料は食べても問題ない」という印象を持たれがちですが、それは正しいのでしょうか。

上で述べた通り、タール系の着色料は石油製品由来のものです。

初期の頃はコールタールを原料として作られており、その頃より発がん性が指摘されていました。

現在は、日本では一日の許容摂取量が定められており、安全な物質として認可されています。

とはいうものの、タール系着色料は、数々の動物を用いた実験により、発がん性や染色体異常が起こる可能性があることが分かっています。

この化学物質は、いったん体内に入るとほとんど分解されることなく残留するため、継続した摂取によってがんになる可能性があることを否定できません。

また、黄色4号などのようにアレルギー症状を引き起こす原因になるものや、赤色2号などのように妊娠率の低下の原因となるもの、青色1号などのように胎児の奇形異常が起こる可能性を持つものもあります。

赤色2号や赤色106号などは、アメリカやヨーロッパでは発がん性が高いとして使用を禁止されています。

では天然着色料はというと、例えばアントシアニン色素は、赤キャベツから抽出した着色料で、そのものに害はないとされています。

しかし、カラメル色素などは、糖やデンプンといった天然物質の加水分解物を原料としており、加工する際には化学処理を行っています。

また、本来なら水のみを使用することで抽出できる着色料においても、短時間で濃い色を出すために化学薬品が使われることが多いのです。

それに、植物由来の着色料の場合、農薬が混入してしまう可能性もあります。

また、赤色の天然着色料のひとつ、コチニール色素は、カイガラムシという昆虫のメスの体内にある物質を抽出したものです。

カイガラムシには弱い毒性が認められており、コチニール色素が使われた食品による急性アレルギー反応も報告されています。

天然という名前が付いているものの、天然着色料が必ずしも安全というわけではないのです。

最後に

合成着色料でも天然着色料でも、結局コスト削減のために化学物質が使われているものが大半であり、いずれも無害とは言い難いものです。

近年では、消費者の意識変化により、奇抜な色の食品よりも自然な鮮やかさを持つ食品の方が好まれるようになってきました。

また、消費者の健康志向の高まりにともない、安いからといって、やたらと着色料が使われた食品が選ばれることも少なくなってきていると言われています。

しかし、海外諸国に比べると、日本ではまだまだ着色料がたくさん存在していますし、一般的に表示義務のない飲食店などでは未だに使用しているところも多いです。(紅ショウガや明太子など)

なので、完全に無添加のものを選ぶのは難しいですが、自分自身の健康を守るために、消費者それぞれが可能な範囲で食品を選ぶことが重要です。

スポンサーリンク

知り合いに共有してみよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする